院長ブログ

12/11 今年最後の土曜まぶたの手術日

今日は午前が外来で午後は眼瞼の手術でした。

眼瞼の手術は、90歳女性の眉毛下皮膚切除、50歳女性の挙筋短縮、80歳女性の右眼の眼瞼下垂の再手術+眼窩脂肪切除、70歳女性の右眼の皮膚切除の4人の患者さまでバリエーションが豊富でした。
年齢もだいたいでなく、実際にぴったり50歳、70歳、80歳、90歳とキリのよい年齢の方ばかりで珍しい1日でした。

眉毛下皮膚切除はまぶたの皮膚の弛みを眉毛の下で切除する方法で、まぶたの皮膚の厚い方や眉毛と眼の距離が短い人には向いていて、このような人たちに通常の睫毛側の皮膚切除をすると、弛みは取れても、重たまぶたという印象を与えてしまうので、僕は眉毛の下で皮膚切除をするようにしています。

眼瞼下垂は加齢で起こることが多いですが、今日の50歳の方はハードコンタクトレンズを長く使っていたそうで、おそらく、それが原因の眼瞼下垂と思われます。
ハードコンタクトを使うと、機械的な刺激でまぶたを持ち上げる眼瞼挙筋の腱膜が損傷され、眼瞼下垂が生じやすいとされています。若く、筋肉自体の機能は良好なので、手術で腱膜を修復してあげると、しっかりまぶたが開くようになります。この患者さまも下がったまぶたが術中、しっかり挙がるようになったので、手術してよかったと思います。

再手術の方は2年前に僕が両眼の眼瞼下垂手術を行なったのですが、若干、右眼の挙がり方が弱く、それとまぶたの目頭寄りの膨らみが気になるということで、今回、手術になりました。眼瞼下垂の再手術は癒着の影響で結構、やりにくい場合も多いのですが、初回の手術をきれいにしていると、意外とスムーズなこともあり、今回も癒着も少なく、大変ではなくよかったです。まぶたの目頭の膨らみは眼の周りの脂肪(眼窩脂肪)の影響なので、眼窩脂肪も一緒に切除してきました。

皮膚切除の患者さまは左は既に眼瞼下垂の手術をしていて、右は下垂はないものの、まぶたの皮膚の弛みがあり、重たさが気になるということで、皮膚切除を行いました。まぶたを閉じる眼輪筋という筋肉の過剰反応とされる眼瞼けいれんもあり、まぶたの皮膚切除を行うと、眼瞼けいれんも改善するという報告もあるので、まぶたの重たさが取れるだけでなく、眼瞼けいれんに対する効果も期待しての手術でした。眼瞼けいれんもよくなるといいなと思います。

まぶたの疾患も色々あり、結構、困っている患者さまも多いと思うので、眼瞼下垂などのまぶたの病気の治療もできるだけ治したいと思っています。
まぶたにメスを入れるのは不安や心配もあるかと思いますが、症状をよくする機能面はもちろん、なるべく見た目もよくなるようにと心掛けています。当院のまぶたの手術は基本的に保険診療で行っているので、見た目を治す目的ではないのですが、それでも見た目も大事だと思っています。限界はありますが、できるだけきれいに治せるようにと頑張っているつもりです。

ということで、まぶたのことでお困りの方もぜひご相談いただければと思います。

今日で今年の土曜日午後のまぶたの手術は最後でした。
また来年も月に1度は土曜の午後にまぶたの手術を行なって参りたいと思っています。ご本人やお付き添いのご家族に平日は仕事があって、土曜の午後に手術ご希望の方はご検討いただければと思います。

今日、手術を受けてくださった患者さま、どうもありがとうございました。お疲れ様でした。

↑80歳の患者さまの右眼の眼瞼下垂と目頭の膨らみ(眼窩脂肪)

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