院長ブログ

お子さんへの説明

今日は一日外来でした。手術の申し込みは、白内障2人、眼瞼下垂2人、霰粒腫3人(2歳男の子、3歳女の子、6歳女の子)でした。

霰粒腫でいらした6歳の女の子はお母さまから、切開(手術)の話は本人のいないところでして欲しいというご希望をいただきました。僕のところに来る前に他の眼科で針を刺そうとして、できなかったという経緯があったそうで、おそらく、お子さんに余計な心配や恐怖心を与えたくないというご配慮、優しさからだと思います。ただ、絶対という訳ではありませんが、ご両親の理解が得られるならば、僕は小さな子でも切開など何かする時は本人にちゃんと話したい、話すべきだと思っています。

子どもの切開の時には鎮静剤を飲んでもらいます。薬の味が苦いのでリンゴジュースに混ぜて飲んでもらいますが、やっぱり頑張らないとちゃんと飲めません。鎮静剤や笑気麻酔も強力という程でもありませんので、全く寝てしまうことは稀で、少なくともなんとなくの意識があることがほとんどです。

なかなかすべての子に分かってもらうことは難しいですし、小さな子には理解してもらえないことが当たり前かもしれませんが、『まぶたにできものができてしまって、取った方がいい、注射の麻酔は少し痛いけれど、薬を飲むと痛くないから頑張って』ということを伝えようと思っています。イヤなことは無いに越したことはありませんが、頑張らないとならない時は必ずあると思います。そして、小さい子でも分かってくれている子の方が頑張ってくれる気がしています。もちろん、僕ら治療する側も少しでも楽にきれいに治るように頑張ります。

ご両親のお考えはできるだけ優先したいと思っていますが、僕の考えも少しでもご理解いただいて治療を考えていただけるとうれしいです。どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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