今日は午前が外来で午後はクリニックの大掃除で、手術の申し込みは、白内障1人でした。
今日、当院の開業時から働いてくれていた受付のスタッフが勤務最終日となりました。当院の開業メンバーは10名で、その内9名は医療機関勤務の経験者でした。唯一、全く医療に携わらず、入職してくれたのが、今日が最終日の彼女でした。
採用では、経験者が優遇されがちですし、他職種からの転職はハードルが高いと思われがちですが、個人的には色々な業界を経験してきた人こそ、医療に携わって欲しいなと思っています。僕自身、社会人になってからはもちろん、医療の世界にしか身を置いていませんが、どうしても医療の世界は狭いというか、医療の当たり前が世間ではおかしかったり、恥ずかしい話、常識がきちんとあるかと言われれば、自信を持ってはいと言えないところもあります(もちろん、患者さんにもスタッフにも失礼の無いようにとは思っていますが)。今の時代は違うかもしれませんが、僕が働き始めた頃は、社会マナーを学ぶ機会もなかったですし、そんなに気にせず、医師として成長することばかり考えていた気がします。時代や環境のせいにするのは言い訳になってしまいますが、多分、普通の会社の方が、常識やマナーを学ぶ機会は多く、年相応の大人に成長していけるのではという気がしています。
だから、職員の中に、少しでも他の社会や業種を経験してきてくれた人がいてくれることは、医療の世界にしかいない者にとって大きな学びと気づきを与えてくれる貴重な存在だと思っています。そして、彼女はまさにそんな存在で、穏やかで丁寧な話し方、言葉遣い、雰囲気に癒され、救われた気持ちになった患者さんも少なくないのではと思っています。覚えることも多く、挫けそうになったこともきっとあったでしょうが、約5年半、頑張ってくれたことは本当に感謝の気持ちでいっぱいです。どうもありがとうございましたm(_ _)mこれから夢があるそうなので(何だかは内緒にされましたが)、それに向かって頑張って欲しいなと思います。
いてくれて本当によかったです。ありがとうございましたm(_ _)m
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m