院長ブログ

白目が真っ赤;結膜下出血について

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『朝起きて鏡を見たら白目が真っ赤でびっくりした』
『痛くも痒くもないけれど家族から目が赤いと言われて』
と言って受診される方がいらっしゃいます。
 
  結膜下出血の写真
 
白目の部分(結膜)が赤くなる状態には『充血』と『出血』があります。
 
充血は炎症が起き、結膜の血管が拡張している状態で主に結膜炎で生じる状態です。
 
  充血の写真
 
一方、白目の出血は充血と異なり、血管が切れ、白目に血が広がった状態で『結膜下出血』と呼ばれます。
 
結膜炎の充血では通常、目やに(眼脂)や痛み、痒みなどの症状を伴うことが多いです。
 
結膜下出血は派手に白目が赤くなっていることもあり、びっくりして心配して受診される方が多いですが、その他の症状は無いか、あっても軽い違和感程度のことが多いです。
 
充血の場合は血管が拡張して目立って赤く見えますが、出血の場合はべたっと赤くなります。
 
結膜炎の場合は、抗菌薬や抗炎症薬の点眼が必要になることが多いですが、結膜下出血では、基本的に点眼は不要です。
患者さまにそう伝えると、『えっ、何も目薬をささなくて大丈夫ですか!?』と言われることも多いのですが、大丈夫です。
出血は必ず自然と吸収されてなくなります。(また、残念ながら出血を早く引かせる薬も存在しません。)
体にできる『アザ』も本体は皮膚の下の出血の『皮下出血』になりますが、これも自然と時間で消えていくのと一緒です(早く引かせる薬がないのも一緒です)。
 
どこかに目をぶつけたり、目が痒くて掻いたことなどが原因のこともありますが、
『特に何もしてないのに』というはっきりとした原因がないことが多いです。
おそらく、まばたきの刺激で出血が起こると思うのですが、特に、結膜のたるみの強い方(結膜弛緩症)は、出血しやすいように感じます。
(結膜弛緩症の手術をすると出血が減る印象もあるので、出血を繰り返す方はどうぞご相談ください)
 
結膜下出血は特に治療の必要もなく基本的に心配ないのですが、外傷(ケガ)による場合は、結膜が裂けて縫う必要があったり、眼の検査が必要なこともあります。また、なかには結膜炎から出血を併発していて点眼をした方がよいこともありますので、『赤い』以外の症状があったり、ご心配の方はどうぞ遠慮なく受診ください。
 
ちなみに、先日、僕も結膜下出血しました、、、
 
(だいぶひいてしまって分かりにくいですが)
 
 
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