アドオンレンズ

アドオンレンズ (Add-onレンズ)について

実際の手術方法アドオンレンズとは白内障の手術で眼内レンズが入っている眼にもう1枚追加で入れるためのレンズです。

この治療は、白内障の手術の後、眼内レンズのピントの位置やレンズの種類が合わず裸眼の見え方に不自由があり困っている方が適応になります。

具体的には

  1. ピントの位置を変えたい(近くに合わせてしまったが遠くにしたい、またその逆)
  2. 乱視が残っていて裸眼で見えにくい
  3. 単焦点の眼内レンズを入れてしまったけれど遠くも近くも裸眼で見たい

というようなご希望のある方が対象です。

白内障手術をしてあまり時間が経っていなければ(1ヶ月以内程度)、眼内レンズの入れ換えで対応することも十分可能ですが、しばらく時間が経ってしまうと、レンズが周りの組織(水晶体嚢)に強く癒着し取り出しが困難になってしまいます。

そのため、このような希望を叶えるには、角膜をレーザーで削り眼のカーブを調整するレーシックのような治療かこのアドオンレンズでの治療が必要になります。

アドオンレンズは健康保険の適応外になりますので、治療に伴う費用は自費診療になります。
たまプラーザやまぐち眼科ではCEマーク取得済みのSOLEKO社製(イタリア)のレンズを使用しております。

実際の手術方法

01.

点眼麻酔をし角膜の縁を約2.5mm切開します。

02.

折り畳まれたアドオンレンズを眼の中に挿入し、アドオンレンズを虹彩(茶目)と眼内レンズの間に入るように調整します。

03.

眼の中を洗浄し傷口を閉鎖して終了です。時間は10分程度になります。


アドオンレンズのメリットとデメリット

メリット
  • 白内障術後の度数の不具合による不自由さを改善できる
  • レーシックによる矯正よりも見え方の質がよいとされている
  • 万が一、アドオンレンズを入れて合わなかった場合、取り出して元に戻せる
デメリット
  • 健康保険適応外になるため手術費用が自費
  • 多焦点レンズでは眼内レンズ同様にハローグレアやコントラスト感度の低下などあり

費用

単焦点レンズ(具体例①の場合)片眼 220,000円
単焦点乱視矯正レンズ(具体例②の場合)片眼 275,000円
多焦点レンズ(具体例③の場合)片眼 330,000円
多焦点乱視矯正レンズ(具体例②かつ③の場合)片眼 385,000円

※手術費用と術後1ヶ月までの診察費用が含まれます。全て税込み表示です。

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