今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障3人と眼瞼下垂1人でした。
今日の手術は、アドオンレンズ1件、白内障12件、黄斑上膜の硝子体手術1件でした。
今日の手術では先月、左眼の急性緑内障発作を起こし、白内障の手術を行なった70代半ばの女性の方の右眼の手術がありました。緑内障発作の後の白内障手術は、チン小帯が弱くなっているために難しいことが多く、角膜も眼圧が上がって浮腫が起こった影響や前房が狭いので手術の侵襲が出やすく、術後の回復に時間がかかることがあるかと思います。この患者さんも手術前の視力が1.2あったのに、術後は一度、視力が下がり、術後1か月ほどしてようやく落ち着き、視力も0.8まで回復してきたところで、今日の手術になりました。
通常、左右で眼の作りは似ていることが多く、片眼に緑内障発作を起こした人は、もう一つの眼も緑内障発作を起こしやすい状態のことが多いかと思います。なので、基本的に急性緑内障発作を起こした眼のもう眼は発作予防のために早めに手術をするのが望ましいかと思っています。
ただ、すぐのすぐにしないといけないものでもないので、今回のように手術した眼が状態として落ち着いてきたのを確認して受けていただければと思います。発作を起こしていなくとも手術がやや難しくなることもありますが、特に問題なく手術を終えられてよかったです。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m