院長ブログ

レンズ表面の濁りを取ると

今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、強膜内固定1人で、今日の手術は、白内障14件、黄斑上膜の硝子体手術2件でした。

昨日、前房洗浄の手術を行なった 歳の男性の方は、去年の7月に右眼、11月に左眼のレンズの入れ換え(レンティスコンフォートからアイハンスへ)を行なった方で、しばらくはよかったのですが、術後半年くらいから右眼が視力は良好なものの見えにくいという訴えがあり、所見としてはレンズ表面に虹彩の色素と思われる混濁が両眼にあり、その濁りが若干、右の方が多いかなということくらいでした。そのレンズ表面の濁りが見えにくさの原因とは断定はできませんでしたが、他の原因も見当ららず、治療するとしても1mm程度のキズを2か所作って眼の中を洗う処置で侵襲は大きくはなかったので、やってもよくならないかもしれないけれど、もしかすると改善するかもという見通しをお伝えし、可能性があるのならばと手術をさせていただきました。

そんな不確かな手術ではありましたが、結果的には、『すっきり見えるようになりました』と言っていただけ、よくならない可能性も伝えていたとはいえ、レンズ表面の濁りを取って、よい方向に向かってくれてよかったです。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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