今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障4人で、今日の手術は、白内障18件、霰粒腫1件(16歳男の子)でした。
今日の白内障の手術の患者さんの一人は24歳の男性の方で、3週間前の会社の健診で右眼の視力低下を指摘されて先月の初めに受診され、後嚢下の白内障を認めました。左眼の視力は1.2まで出ていたのでさほど不自由はないようでしたが、右眼は0.3まで下がっていて、放っておいてもよくなることはないので、手術をさせていただくこととなりました。
時々、50代や60代の患者さんで白内障の手術をした方がよいですよとお伝えすると、『まだ若いのに手術しても大丈夫ですか?』と聞かれたり、『まだ手術はしたくない』と言われることもありますが、若い人では10代20代で白内障の手術をする人もいます。早い時期の白内障の手術で心配されるのは、『また何年かしたらレンズを入れ換えないといけないんじゃないか?』ということのようですが、現在は“半永久的に濁らない”とされる眼内レンズを使っていますので、その心配は基本的にしなくて大丈夫です(基本的にというのは、眼内レンズの多くは発売されて何年という単位のものが多く、実際に眼の中に入れて20年30年大丈夫と実証された訳ではなく、何十年分の経過に相当する環境下に置く負荷試験で実験的に安全性が確かめられたものを使っているので、絶対とは言い切れないところはあるので、“基本的に”と表現しました)。
なので、早いから術後に何か問題が起こる訳ではなく、そういう心配をし過ぎて変に先延ばしにするよりも、適切なタイミング、必要な時にちゃんと手術を受けることがずっと大事だと思います。
今日の若い男性の患者さんも手術は無事に終わったので、見え方がよくなりこれからの長い人生を快適に過ごしてもらえるといいなと思いました。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m










