今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障4人と眼瞼下垂1人で、今日の手術は、白内障14件と眼内レンズ交換1件でした。
今日は、浅前房で緑内障発作の予防のための白内障手術を先週、弱視の左眼の手術をしていた50代の男性の見えている右眼の手術がありました。
左眼は遠視で弱視で、前房も浅いというのは、よくあることなのですが、右眼は近視の眼で前房が浅いというちょっと珍しいパターンでした。なぜ珍しいかというと、遠視の眼は眼の長さが短いので前房は狭くなりやすいのですが、近視は眼の長さが長いので、前房は通常狭くならなず、狭くなるとしたら元々、特殊な眼の構造をしているか、水晶体の支えが弱くなり前方に脱臼してきてしまっているかで、左眼の手術の時もチン小帯は弱かったのですが、予想された通り、右眼も弱く、水晶体を支える器具を使用してなんとか無事に水晶体を取り出せ、予定のレンズを入れて手術を終えることができました。
左眼は白内障の手術の後に散瞳して眼底を見ると、下方の端の方の網膜が剥がれている所見が見られ、おそらく、元々あった古い剥離かと思われ経過を見ていますが、もしかすると右眼の方にも同様の所見があるかもしれず、術後の眼底の心配は若干ありますが、緑内障発作の心配はなくなったのでひとまずはよかったと思います。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m










