今日は午前は外来、午後は手術で、手術の申し込みは、白内障4人で、今日の手術は、白内障18件でした。
昨日の手術では75歳の男性の方にアドオンレンズを入れる手術がありました。この方は5年ほど前に当院で多焦点レンズ(パンオプティクス)を使った白内障の手術を受けていただき、術後2年、視力も良好で経過観察を終了していましたが、いつのまにか見えにくくなってきたと今年の2月頃に受診されました。元々、術後は左右とも遠方、近方ともに1.2出ていた視力は、屈折の変化に伴い、遠方0.5、近方は0.2〜0.4まで下がっていました。矯正視力は良好で、屈折の問題と思われ、本人もまた見えるようになる方法があるならば治療を受けたいということで、今回、アドオンレンズで屈折を矯正することとなりました。手術は問題なく終え、今日の視力は裸眼で1.2まで改善し、せっかく多焦点レンズを入れたので、アドオンレンズでまたよく見えるようになってよかったです。
アドオンレンズはあまり多く行われていないように感じますが、今回のように白内障の手術からしばらく経った眼で、近視や遠視、乱視による見えにくさを改善するにはよい方法なので、もし白内障の手術をしたけれど見えにくいと感じる方は、自費の治療にはなりますが、適応があれば治療を考える価値はあるのではと思っています。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m










