院長ブログ

翼状片からの白内障手術

今日は午前は外来、午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障3人と霰粒腫1人(3歳男の子)で、今日の手術は、白内障4件、眼瞼下垂2人、霰粒腫2人(2歳女の子、3歳男の子)でした。

今日の外来では、8月に、両眼の翼状片の手術を、先週、右眼の白内障の手術を受けていただいた80歳代の女性の方の経過観察がありました。

この患者さんは初診時に、翼状片と白内障があり、視力への影響は白内障の方が強いと思われましたが、先に白内障の手術をして、その時の眼の状態に合ったレンズを入れて、見え方がよくなったとしても、その後、翼状片が進行すれば見え方は変わってしまうこともありますし、それから翼状片の手術をしても眼の状態(角膜のカーブ)が変わり、せっかく白内障の手術でぴったり合わせたレンズが結果的に合わない状態となってしまうこともあります。そのため、この方もまず翼状片の手術をして1か月ほどして状態が落ち着いたところで眼の検査を行い、翼状片が取れてその落ち着いた眼に合ったレンズを選び、手術を行いました。初診が6月で片眼の白内障の手術を終えるまでに4か月もかかってしまいましたが、裸眼視力で0.7(矯正視力1.2)とひとまず右眼は良好な経過でよかったです。早く見えるようにしたい気持ちはあったことでしょうが、我慢して一つずつ段取りを踏んでいくことは重要だと思いました。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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