院長ブログ

手術のキャンセル

今日は午前は外来、午後は手術でした。手術の申し込みは、白内障3人と霰粒腫1人(1歳男の子)で、今日の手術は、白内障3件、眼瞼下垂2人、霰粒腫3人(6歳女の子、13歳女の子、29歳男性)でした。

今日の外来では、来週、白内障の手術を予定されていた70代半ばの男性の方の術前の説明のご予約がありました。しかし、再度、ご自分で検討して手術はキャンセルしたいと申し出を受けました。視力は矯正でも右0.8 左0.6まで低下しており、白内障の濁りも中等度くらいはありましたので、見えにくければ手術でよいかと判断しての手術方針でしたが、『もう少し自分の眼でやっていきたい』という気持ちが拭えずに手術は先にしたいということでした。確かに近視が-3.5Dほどで近方はある程度よく見えると思いますし、そんなに不自由さを感じないのであれば、もっと先の手術でも十分かと思いました。

ご本人は『キャンセルして迷惑をかけて申し訳ない』とおっしゃってくださいました。

確かに手術の申し込みをいただき、スタッフが検査や術前説明、手術の日程調整を労力を使って行なっていますし、手術の枠が空いて無駄になってしまう面はあるので、なるべくならキャンセルをしないでいただきたいのが本音ですが、まだ手術しなくていいかなというモヤモヤした気持ちを持ったまま手術を受けてしまうよりは、はっきり言っていただいた方がずっと大切だと思います。それでまた時期が来ましたら手術のご相談に来ていただければありがたいです。よろしくお願いいたしますm(_ _)m

ちなみに、眼内レンズの入れ換えの手術のキャンセルに関しましては、その時点で話すことは全て話していますし、あとはするかどうかなので、もしキャンセルされた場合は以後、入れ換えの相談には応じない方針とさせていただいております。入れ換えはどうしてもしたいと思う時にする手術だと思うので、手術を予定したのにすべきかしない方がよいか、迷いがあるようならしなくてよいのかなと思います。ご理解よろしくお願いいたします。

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