今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障2人、黄斑上膜の硝子体手術1人、霰粒腫1人(78歳女性)でした。今日の手術は、白内障10件(iStent併用1件、ICL摘出併施1件)、霰粒腫1人(3歳男の子)、眼瞼下垂1人でした。
今日の外来では、3年前に当院で右眼の白内障の手術を受けていただいた60代前半の男性の方が、『左眼が見えにくくなってきた。右眼も手術直後より見えにくくなった。飛蚊症もある。』ということで受診されました。左眼の矯正視力は0.6で白内障が出ていましたので手術をした方がよいとお話をさせていただきました。右眼は視力は1.0ありましたが、白内障の手術をした直後より見えにくくなったという後発白内障に典型的な訴えで、それほど強くはありませんでしたが、軽度の後発白内障もみられました。それだけではなく、眼底には黄斑の上に異常な膜が張っている黄斑上膜も認め、黄斑の形状が悪くなっていましたので、この黄斑上膜の影響もありそうでした。ご本人に確認すると、歪みの症状の自覚もあるようで、右眼も積極的に治療したいということで硝子体手術を予定させていただきました。硝子体手術の時には、後発白内障を取ることもできますし、硝子体を切除するので飛蚊症の症状も改善が期待できます。黄斑上膜を取ることが一番の目的になりますが、硝子体手術で後発白内障と飛蚊症も同時に治すことができ一石二鳥ならぬ一石三鳥の手術にできそうです。手術はもちろん100%安全ということもないですし、合併症が起こる可能性もあり、安易に勧めるつもりは全くありませんが、メリットとデメリット(リスク)をよく考えて、手術を受けるか決めていただきたいと思います。僕も受けててよかったと思っていただけるように頑張ります。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m










