今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障2人と黄斑上膜の硝子体手術1人で、今日の手術は、白内障13件、霰粒腫1人(10か月女の子)、黄斑上膜の硝子体手術1件でした。
今日の霰粒腫の切開の女の子は生後10か月の女の子でしたが、右の瞼が強く腫れてしこりができてしまっていました。瞼に局所麻酔の注射をするのですが、まずは瞼をひっくり返して瞼の裏側の結膜に注射をします。この子の場合、霰粒腫のしこりが皮膚側から瞼の縁(瞼縁)を越えて裏側まで拡がるような状態で存在しており、皮膚も赤く薄く脆弱になっていました。いつも通り、瞼をひっくり返して注射の麻酔をしようと瞼を押さえた時に、霰粒腫が破裂し、瞼縁が溶けるように部分的に脱落してしまいました。瞼縁が脱落すると瞼縁の形に窪みができてしまったり、睫毛が生えない部分ができてしまうのですが、取れてしまったものは仕方がないので、霰粒腫の組織をなるべくきれいに取り除き、手術を終えました。
霰粒腫は適切な時期に切開すれば基本的にはきれいに治すことができますが、悪い形で拡がってしまうと切開が難しくなってしまうので、あまり様子を見過ぎないことも大事かと思います。今日の女の子はまだ小さいので治癒力に期待して少しでもきれいに治ってくれるといいなと思います。
今日も手術お疲れ様でしたm(_ _)m










