今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障6人、硝子体手術3人(黄斑上膜2、混濁1)でした。
今日の手術は、白内障16件と霰粒腫1件(78歳女性)でした。
今日、黄斑上膜の硝子体手術の申し込みをいただいた 歳代の女性の方は、 頃から黄斑上膜を認めていました。黄斑上膜の手術は視力が下がった時が時期になることが多いですが、この方の場合、視力はまだ1.2は出ていたものの、ご本人の歪みの症状が強くなってきたため、手術の方針とさせていただきました。黄斑上膜は黄斑の上に異常な膜が張って黄斑の形が悪くなってしまい、歪んで見えにくさが出てしまう病気ですが、黄斑上膜の手術は“硝子体手術”で(硝子体を取った後に)黄斑上膜を取り除く手術になります。黄斑の形が悪くなって見えにくくなっているのに、黄斑の形がよくなるかどうかは、膜を剥がした結果次第となってしまいます。黄斑上膜があっても、黄斑の形状が正常であれば放っておいても構わないですが、黄斑上膜が黄斑を変形させているならば、その力が強いほど、その影響が長いほど黄斑の変形が治りにくくなります。なので、視力が良好であっても症状が出ていて黄斑の形状が悪くなってしまっている場合は手術をした方がよいかと考えています。今日の患者さんも視力は1.2でしたが黄斑は窪みがなくなって平らになってしまい歪みの症状が強くなっていましたし、年齢も若く、今、手術をしないとしても、いずれどこかの時点で手術が必要となる可能性が高く、進行してから手術をして黄斑にダメージを残してしまうよりは、なるべく悪い影響が出ないうちに手術をした方が得策かと思い、手術の方向で予定させていただきました。もちろん、手術は100%ということはないので、合併症のリスクはありますが、いずれ手術をするのであれば、そのリスクはどの時点でも覚悟しないといけないことなので、あまり考え過ぎる必要はないかとは思います。でも、合併症が起これば、手術しなければよかったと思ってしまうことはどうしてもあるかと思うので、少しでもそう思わないで済むような手術をしたいと思います。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m










