タウンニュース青葉区・都筑区・宮前区版で隔月連載させていただいている『目のお悩みQ&A』第57回目の今回は『内科からの薬で眼に副作用を起こすことはありますか?』というテーマで内服薬と眼の副作用について書いてみました。
以下、タウンニュースの本文です。
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眼科での定期検診が必要な内科の病気があるように、眼に対する副作用があるために、眼科での検診が必要な薬もあります。以下に代表的な薬物と副作用を挙げます。
〇ステロイド薬...膠原(こうげん)病(びょう)などで出される炎症を抑える薬です。長期服用により白内障の進行や眼圧上昇が起こることがあります。特に、眼圧上昇は自覚症状に乏しく、知らずに緑内障を発症する可能性もあり、眼科で定期チェックが必要です。
〇抗癌剤...S-1製剤では、角膜上皮の損傷や涙道の閉塞により、涙が溢れる流涙症状を来すことがあります。角膜障害にはヒアルロン酸が有効ですが、涙点プラグは薬剤の成分が留まって悪化の恐れがあり、要注意。涙道閉塞には涙管チューブの挿入が有効です。その他、薬剤の種類によっては視力低下を引き起こすこともあります。
〇抗結核薬...結核や非定型抗酸菌症の治療で用いるエタンブトールは、視神経障害による視力低下の可能性があります。内服の早期中止で回復が望めますが、対応が遅れると不可逆的な障害が残ることがあります。長期服用する場合も多く、定期的な検診が重要です。
以上、眼に影響の出やすい薬物を3種類挙げましたが、他にも眼に副作用を生じる薬物はあります。内服薬を処方されている方で、主治医に指示された場合や眼の症状を感じた場合は、早めの眼科受診が重要です。
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タウンニュースのコラムでは、眼に関する疑問についてお答えさせていただいております。気になる眼の症状から白内障やまぶた、硝子体の手術まで何でも構いませんので何かリクエストがございましたら教えてください。
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