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18歳の白内障手術

今日は旭川での障害者のスキーイベント参加のため、通常の外来は休診で、朝、術後の診察のみの診療でした。

昨日、白内障の手術を受けていただいた患者さんの最年少は18歳の高校生の男の子でした。

一般的に白内障の手術を受ける年齢は70〜80代の方が多く、50代の方でもちょっと早いかなと感じるかと思いますが、時々、10代20代の若年性の白内障で手術が必要になることがあります。

この男の子は、初診の時も一人で受診し、『白内障で視力が下がっているから、不自由があるなら手術した方がいいと思う。お父さんとお母さんと相談してください。』と伝えたところ、高校を卒業して海外に留学に行くから病気は治しておきたいという希望で、手術前提で考えることとなりました。

昨日の手術でも変に不安がったり、怖がったりすることなく、落ち着いて手術を受けてくれました。本当に立派な子だなとスタッフ皆んなと感心しました。

今日、そのことを伝えると、お母さんから『緊張してたみたいですよ』と教えてくれましたが、でも本当に立派だったと思います。こういう子がいてくれて、これからの日本は明るいかもと思いました。

もちろん、手術は怖いと思いますし、特に眼の手術はもしかすると見えなくなるかもという不安も生じると思いますし、通常は局所麻酔で意識のある状態での手術なので、考えれば恐ろしくなる方も当然いらっしゃるかと思います。

18歳の子がちゃんと手術を受けているのだから、大人は頑張ってくださいということではなく、頑張っても無理なことはありますし、必ずしも頑張らなくてよいので、もし不安な方は、鎮静剤の点滴で意識のレベルを落として楽に受けられるようにもできますので、遠慮なくおっしゃってください。

ちなみに、昨日もその18歳の男の子の次の方から3人続けて点滴希望でした。どんな方法でもちゃんと手術を受けることができ、無事に手術を終えられることが大事だと思います。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

 

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