院長ブログ

1/12 (水) 今日の手術

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今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術は白内障12件、黄斑上膜の硝子体手術1件、3歳の女の子の霰粒腫1件でした。

今日の白内障は少し進んだ症例が2件ありました。

1件は水晶体が硬く濁るタイプの白内障(核硬化白内障)で純粋に硬いので超音波で破砕するのが大変でちょっとしたことで水晶体嚢に傷がついてしまうことがあり、慎重な手術操作が必要になります。

もう1件は成熟白内障というタイプで水晶体が真っ白に濁ってしまう白内障で、これを見ると、確かに『白内障は白いんだ』と感じると思います。

↑今日の成熟白内障

成熟白内障の難しいところは、水晶体の表面の袋(水晶体嚢)の前面を円形に切開するCCCという操作がしにくいところです。その理由は真っ白で見えにくいのが一つ。もう一つは、水晶体嚢の中で真っ白に濁るだけでなく、濁りが膨化するため、水晶体嚢がパンパンになっていることが多く、切開線が外に流れやすくなってしまうことです。これらの対策としては、水晶体嚢の表面に色のついた薬剤を塗布し、染色して見やすくし、水晶体の表面に穴を開けた後、まず針で水晶体の液化した濁りを吸い出し、ボリュームを減らす操作を行います。こうすることで成熟白内障でもより安全に手術することができます。

通常の白内障はいつも56分で終わりますが、この2件の白内障は10分ちょっとかかりました。5分余計にかかったとみるか、倍の時間がかかったとみるかは、見方によって違うかもしれませんが、一番大切なことは無事にトラブルなく手術が終わることだと思っています。もちろん、その上で早く終わるに越したことはありませんが、早く終わらせることが目的になってはいけないと思っています。当たり前のことですが、患者さん一人一人にとって大事な眼の手術です。何はともあれ、まず安全にトラブルなく終わることを何より大切に手術をしようと心掛けています。
ということで、今日も無事、手術が終わってよかったです。

↑真っ白な成熟白内障もしっかり濁りが取れてレンズもきれいに入りました。

今週は月曜も休みで今日も予約のみの外来だったので、明日の外来は混むかもしれませんが、お待たせしてしまった患者さまもいらっしゃると思うので、しっかり頑張りたいと思います。

↑スタッフの誕生日のお祝いもありました!おめでとうございます!

 

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