院長ブログ

眼内レンズ交換の理由

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今日は1日外来で、手術の申し込みは白内障が1人に霰粒腫が3人(4歳、6歳、39歳)、眼内レンズ交換が2人でした。(この手術の申し込みの比率はおそらく他の眼科では中々ないのかなと思います、、、)

眼内レンズ交換は一人は当院で去年の4月に両眼ともレンティス・コンフォートを使った白内障手術をした方ですが、物がブレて見える『ゴースト症状』と思われる見え方や夜の街灯などの光がいくつも見えたり、その下に光の線が見える異常光視症があり、やっぱり辛いということでレンズの入れ換えをすることになりました。この症状は右眼だけですが、同じレンズを使って同じような手術をして、見た目は全く問題なくとも、レンティスではある一定数の患者さまにこのような症状が出てしまうと感じています。9割くらいの方は全くこのような不快症状は出ませんが、1割くらいの方には症状が出ていて、その内の何割かの方はかなり強く感じてしまっているように思います。レンティスは単焦点扱いで焦点の幅があるよいレンズではありますが、不具合が出る可能性があり(この点でよくないレンズという考え方もあるかもしれませんが)、このような症状が心配な方は使うことを避けた方がよいかと思いますし、レンティスを入れた後に見え方が辛い場合は単純な単焦点(かアイハンス)への入れ換えも考えた方がよいかと思います。

もう一人の方は50代前半で最近、他院で片眼の白内障手術を受けた方です。元々、近視が強く、軽い近視にしたかったそうですが、ぴったり遠くに合ってしまい、見え過ぎて気持ち悪い、室内でチカチカするという症状があるそうです。白内障がなく手術をしていない眼はコンタクトを使って視力0.7くらいの見え方で過ごしているそうで、それくらいの見え方にしたかったそうですが、手術する先生にはうまく伝わっていなくて、ピッタリ遠くに合わせてしまったようです。症状は辛いと思うのですが、手術してまだ間もないので、もしかすると、慣れてきたり、度数が少し変わってきて、もうちょっとピントが近くになってくると、違和感が減ってくる可能性もあるかなと思うので、このような場合は、焦らずすぐにレンズ入れ換えの手術はすべきではないと思っています。ただ、時間が経ってもあまり症状が改善しない場合は、入れ換えしてあげた方が楽だと思うので、3ヶ月くらい先に手術をひとまず予定させていただきました。すぐにでも症状を改善したいという気持ちもあると思いますが、もし、症状が改善傾向であれば手術はしなくてもよいと思いますし、そうなってくれることに越したことはないので、少しの間、待つことも治療と思って頑張ってお待ちいただければと思います。

↑ハロー・グレアのイメージ写真。

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