院長ブログ

inverted flap technic

今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障4人で、今日の手術は、白内障11件、眼瞼下垂1人、黄斑円孔の硝子体手術1件でした。

今日は緊急で黄斑円孔の硝子体手術がありました。

黄斑円孔というのは、網膜の中心部の黄斑に穴ができてしまう病気で、中心部の見えにくさを生じ、そのままにしておくと高度の視力障害を来してしまいます。治療としては、硝子体手術で硝子体を取り除き、中心部の網膜の一番内側の内境界膜(ILM;内境界膜)を剥がし、眼の中に医療用のガスを入れ、ガスが黄斑の穴を押し付けることで円孔が閉鎖させることを目的とした手術を行います。

今日、手術の患者さんは昨年10月に当院で白内障手術を受けていただいた50代の男性の方でしたが、眼の長さ(眼軸長)が32mmを超える強度近視の眼で、再発が起こりやすそうだったので、ILMは完全に剥がさずに少しだけ残して円孔の上に乗せるようにしてきました(inverted flap technic)を行ってきました。これでなんとか治ってくれるといいなと思います。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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