今日は午前は外来、午後は手術でした。
手術の申し込みは、眼瞼下垂1人、黄斑円孔の硝子体手術1人、霰粒腫2人(3歳女の子、75歳女性)でした。
今日の手術は、眼瞼下垂3人、霰粒腫2人(5歳女の子、8歳女の子)、眼瞼腫瘤2人、眼瞼異物除去1人でした。
今日は、若い頃にまぶたを二重にする手術(埋没法)を受け、ここ2〜3年、眼がゴロゴロ痛いという50代後半の女性の方の手術(処置)がありました。
外来でまぶたをひっくり返して、糸が確認できれば、その場で引っ張ると取れるのですが、この患者さんの場合、まぶたをひっくり返した時には糸が見えないものの、1か所赤く充血した盛り上がりがあり、その部に一致して、眼の表面に引っ掻いたようなキズがある所見がみられ、埋没の糸が悪さをしていると思われたので、手術の枠でしっかり顕微鏡で見ながら、まぶたの裏側の充血部を探り、糸の摘出を行いました。
埋没手術の後、眼がゴロゴロして糸が悪さしていそうでも、まぶたをひっくり返すと、糸がまぶたの中に引っ込んでしまし、『糸はないですよ』と言われてしまうこともあるのですが、まぶたと角膜の状態を見れば、糸が原因になっていそうかどうかは分かるかと思います。
糸をとって症状がすっきりしてくれるといいなと思います。
あと、埋没の糸を取ると、二重が一重に戻ってしまうと心配される方もいらっしゃると思いますが、歩いていど時間が経っていれば、まぶたの中に二重を作る瘢痕ができていて、一重には戻らないで済むのかなと思っています。
今日も手術お疲れ様でしたm(_ _)m