院長ブログ

割と早く進む白内障

今日は一日外来で、手術の申し込みは、白内障6人、眼瞼下垂1人、霰粒腫3人(2歳女の子、3歳男の子、4歳女の子)でした。

今日、白内障の手術の申し込みをいただいた40代後半の女性の方は、『ここ半年で急に左眼の視力が落ちた気がする』といらっしゃいました。

白内障は年齢の変化で生じ、年単位でゆっくり進行するパターンが多いですが、水晶体の袋(水晶体嚢)の後面にべたっと濁りを生じる“後嚢下白内障”というタイプでは月単位でどんどん見え方が悪くなり、割と早く視力の低下を来たす白内障です。今日の患者さんもこの後嚢下白内障で急に視力が下がっている自覚があるようでした。

白内障の全体的な濁りが強くなり視力が下がってしまうと、手術が大変になってしまうこともありますが、後嚢下白内障は全体的な濁りは強くないので(もちろん放っておけば全体の濁りが強い人もいますが、、、)、手術自体はそれほど大変にならずにきちんと視力が改善してくれるので、あまり心配せずに手術を受けていただければと思います。

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