院長ブログ

今日の手術 1/26 (水)

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今日は午前が外来で午後は手術でした。

手術の内訳は、白内障12件、眼瞼下垂1人、眼内レンズ交換2件、レンズ落下の硝子体手術1件でした。

白内障は一番若い方が42歳で一番高齢の方が92歳で、その差は50歳でした。

42歳の方はアトピーがあり、どうしてもステロイドを使うので白内障が強く視力がかなり下がってしまったので手術になりました。

92歳の方はだいぶ白内障が進んでいよいよ見えなくて手術をすることになり、白内障が硬くなっていたので、手術時間は12分くらいで普通の倍くらいかかってしまいましたが、両眼同日の手術(なので両方で30分くらいです)で問題なく終わりました。

僕は基本的に白内障は片眼ずつ手術をしていますが、高齢の方で何度も通院するのが大変な場合は、両眼一緒に手術するのも全然アリかなと思っています。

『白内障の手術の時期は早い方がいいの?遅い方がいいの?』と聞かれることがありますが、早ければ早いほどよいということも遅ければ遅いほどよいということもないです。若くても白内障が進んで見え方に支障があれば手術した方がよいですし、近視や遠視、乱視が強い人は少し早めに手術すると、それを眼内レンズで矯正できるので、少し早めの手術も悪くないと思います。基本的には見え方に支障、不自由がなければ無理に白内障手術をすることもないかと考えていますが、白内障は進行すればするほど、白内障の濁りや硬さが強くなり、水晶体の支え(チン小帯)も弱くなってくるため、手術が難しくなるので、症状がそれほどでなくとも、ある程度、白内障が進んだり年齢が上がれば手術を考えた方がよいかなと思っています。

眼内レンズ交換はお一人は埼玉からの72歳の男性と、もう一人はもっと遠くて兵庫の尼崎からの62歳の男性の方でした。

そんな遠くからわざわざ来なくてもと思うのですが、眼内レンズの入れ換えはなかなかやってくださる先生がお近くにはいないようです。埼玉からの方は術後3ヶ月、尼崎からの方は術後9ヶ月経っていて、他の先生からは『レンズの癒着が起こるから眼内レンズ交換は非常に危険な手術になります。無理です。』と言われたそうです。確かに癒着の程度によっては無理しない方がよい場合もありますが、実際の癒着の程度は手術をしてみないと分からないと思っています(もちろん、診察である程度予想はつきますが)。結果、二人ともレンズの癒着は問題なく剥がれ、きれいにレンズを取り出すことができました。手術時間は12分くらいでした。もちろん、どうなるか分からない部分もあり簡単な手術ではないと思いますが、この手術を『非常に危険な手術』というのはどうかなと思っています。僕みたく12件の眼内レンズ交換をしたり、毎月のようにレンズ交換をしている人はたぶん少ないと思いますし、おそらくほとんどの先生はレンズ交換をしたことがないんじゃないかと思うので、したことがない手術については難しいと思うかもしれませんが、そうであれば『無理』と断言するのではなく(自分では無理ということかもしれませんが)、できる先生を探したり紹介するくらいはしてあげた方が親切なのではと感じています。

ということで、白内障の術後の見え方がよくない、思っていた見え方と違う、予想とズレてしまったなどの不具合があってレンズの入れ換えも含めて悩んでいる方はぜひご相談ください。

↑今日、取り出した眼内レンズ。

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