院長ブログ

まぶたの膨らみ

今日は午前が外来で午後はまぶたの手術でした。
手術はすべて眼瞼下垂で5人でした。

まぶたの手術の前に、1件、処置が追加になりました。昨日の白内障の手術の患者さまで白内障の濁りの塊(核片)が少しだけ眼の中に残ってしまっていたので、前房洗浄で残った核片を吸い取らせていただきました。追加の処置になってしまって申し訳ありませんでしたが、水晶体が眼の中に残ると、炎症を引き起こしてしまうことがありますし、翌日であれば、傷口も簡単に開くので新たに余計なキズを作らないで済むので早めの処置がよいと判断しました。連日の手術、処置となってしまい、すみませんでした、、、

今日の眼瞼下垂は全員、皮膚弛緩で皮膚の弛みを切除する手術でした。そのうちの一人は目頭寄りの『まぶたのふくらみ』がある、『何かできている』という症状があったのですが、何かできものがある訳ではなく、眼の周りの脂肪(眼窩脂肪)が皮膚側に出てきていて起きた症状でした。症状として気になるとのことでしたので、皮膚の弛みをとる時に、脂肪も一緒に切除してきました。眼窩脂肪は切除してもどんどん奥から出てくるのですが、取り過ぎてしまうと、今度は眼の周りが窪んでしまうので注意が必要です。また、脂肪には血管が多く走っているので、十分に止血処置を行わないと、大出血を起こしてしまうこともありますし、十分止血を行なっても、じわじわと出血し、術後は皮下出血が拡がり、アザのような赤黒さがしばらく残ります。出血は下に下がってくるので、手術では全く触っていない、下まぶたや頬の辺りも皮下出血が出てくることもあります。結構ひどいと殴られた後のようになってしまうこともありますが、皮下出血は必ず引いてきますので、あまり心配せずにお待ちいただければと思います。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

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