院長ブログ

親子でまぶたの手術

今日は午前だけの外来でした。
手術の申し込みは白内障1人、眼瞼下垂2人、霰粒腫2人でした。

眼瞼下垂の2人はお母さまが80代、娘さまが50代の親子の方でした。眼瞼下垂も病気ではありますが、ある程度、年齢で誰でも出てくる加齢の変化でもあります。

加齢の変化は少しずつ出てくると、案外気にならないものでアレ?っと思うと結構、高齢になっていて、あまり気にならなければ手術は必要ないかと思います。ただ、80代でも90代でも気になれば、『もう歳だから』で片付けることなく手術したらよいかとも思います。水曜日のブログでも書きましたが、今の90代の方ってすごく元気だと思います。高齢の方でも元気ならば、困っている症状、病態に対して、今回の眼瞼下垂もですし、白内障や硝子体手術など手術による治療も積極的に考えてもよい時代になってきているのかなと感じています。また、前に勤めていた上白根病院時代の話ですが、99歳の女性の白内障手術をしました。この方は、生まれて初めて手術を受けたそうです。見え方も改善して、『せっかく手術してもらったから、あと10年は頑張らなきゃ』と言ってくださいました。ただ単に見え方を改善するだけでなく、そういう元気に生きる気持ちを持つことに貢献できたのかなとうれしく思いました(あれからしばらく経ちますがきっとお元気にお過ごしだと思います)。

ちょっと話が逸れましたが、加齢の変化がより出やすい眼の作りをした方もいると思います。まぶたで言うと、一重の厚めの皮膚のまぶたは年齢の変化の影響がより出やすいかと思います。現代の生活ではスマホやパソコン、細かい文字の書類など、特に若い人では、まぶたの重たさ、眼の疲れ、頭痛、肩こりなどの症状につながりやすいのではと思います。

今回の患者さまもお母様に比べると、眼瞼下垂の程度はずっと軽いですが、困り具合としてはお母様以上と思われ、お二人とも手術の申し込みをさせていただきました。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

↑お母さまのまぶたの写真。これだけ眼が隠れると、手術した方が楽になると思います。

↑また今日も一人、勤務最終日になりました、、、徳永さん、どうもありがとうございましたm(_ _)m

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