院長ブログ

皮膚縫合する霰粒腫

今日は一日外来で夕方に霰粒腫の切開が2件でした。
手術の申し込みは、白内障5人、眼瞼下垂1人、霰粒腫1人(4歳女の子)でした。

今日、切開の霰粒腫は21歳と56歳のお二人とも女性で、皮膚から触ってしこりはしっかり触れるのですが、皮膚が薄くなったり赤くなったりしていないので、皮膚を切開し、霰粒腫のしこりを取り出して、最後に皮膚を縫合して終えました。

赤く薄くなった皮膚は残してもよくないので、その異常な皮膚は切除してしまった方がよく、最後も縫うと、変なひきつれが起きてしまうので、そのまま縫わずに終えてきます。

基本的に縫った方がきれいになりますが、縫えないキズを無理に縫うと、逆に悪影響が出てしまうこともあります。一概に、縫った方がよいとか、縫わない方がよいというものではなく、キズの状態に応じて、判断することが大切だと思っています。

ちなみに、縫うと、まぶたの出血が溜まり腫れが強く出ることが多く、上まぶたの霰粒腫の場合、翌日は目が開かないくらいに腫れてびっくりされてしまうこともありますが、術後の腫れは時間で必ず引いてきますので、心配しないで過ごしていただければと思います(でも、心配しますよね、、、)。

若めの女性は特にキズを気にされるかなと思うので、正直、気を使いますが、小さな子どもでも大人でもお年寄りでも、男性でも女性でも、少しでもきれいになって欲しいなと思って霰粒腫の切開は頑張っています。

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