院長ブログ

英語も頑張ります、、、

今日は午前が外来で午後はまぶたの手術でした。
手術の内容は通常の眼瞼下垂が2人に皮膚弛緩、医原性の眼瞼下垂、先天眼瞼下垂が1人ずつでした。

医原性の眼瞼下垂は80代の女性でしたが、『子供の頃、まぶたに何かできて電気を当てる治療をしてもらったらまぶたが開かなくなっちゃった』そうで、詳細は不明ですが何らかの治療が原因の眼瞼下垂と思われました。
手術では眼瞼挙筋が癒着していて動きが弱く、あまり挙げ過ぎてしまうと、閉じが悪くなってしまう恐れがあり、瞳孔の中心部がギリギリ出るくらいの必要最小限の挙上に留めました。もう反対の眼はまぶたはしっかり開いているものの、網膜の出血のせいでほとんど見えていないので、今回、手術してまぶたが少し開くようになって、生活が楽になってくれるといいなと思います。

先天眼瞼下垂の方は20歳の男性で1年くらい前に、眼瞼挙筋を短縮する手術を行い、挙筋機能が弱いもののなんとか改善が得られたのですが、しばらくしてまた少し戻ってきてしまったので、今回は皮膚の下でまぶたの中の軟骨のような組織の瞼板とおでこの筋肉の『前頭筋』をシートでつなぐ『前頭筋吊り上げ術』という術式を行いました。まぶた挙げるための本来の筋肉である『眼瞼挙筋』がうまく働かない場合は、前頭筋を代替的に使ってまぶたを挙げるようにします。挙げ過ぎたり、二重のでき方が弱いと、まつ毛が内側に向いてしまうことと、若干、瞬きが不自然な感じになってしまうは注意が必要ですが、生まれつきまぶたの挙がり方が弱い先天眼瞼下垂の方には必要な術式かと思います。しばらく違和感もあるかもしれませんが、まぶたの開け方が楽になってくれるといいなと思います。

昨日、白内障の手術を受けた患者さまがお書きになった英会話の本をいただきました。昨年の東京オリパラのボランティアで(の英語の出来なさ加減で、、、)英語を頑張ろうと思っていたモチベーションが忙しさを言い訳に下がっていたところだったので、『英語も頑張れ』という天からの声と思って、また頑張ろうと思います。本、どうもありがとうございましたm(_ _)m

世間はお盆休みの真っ只中ですが、今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

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