院長ブログ

虹彩縫合

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今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障1人と眼瞼下垂1人でした。

今日の手術は、白内障3件、虹彩縫合1件、眼瞼下垂1人、霰粒腫3人(4歳女の子、33歳女性、39歳女性)でした。

虹彩というのはいわゆる茶目にあたる組織で中央は丸く開いていて瞳孔を作り、この瞳孔の大きさが大きくなったり小さくなったりすることで、眼に入る光の量が調整され、カメラでいうしぼりの役割を果たしています。

この患者さまは以前の手術で虹彩の断裂を起こし、術後に瞳孔が拡がった状態となってしまい、その見えにくさがあると思われたために、今回、虹彩を縫って瞳孔を縮める手術を行いました。

言葉で言うのは簡単なのですが、虹彩は非常に繊細な組織で柔らかく、例えて言うなら豆腐を縫うような感覚です(実際、豆腐を縫うことはないと思いますが、、、)。また、それを眼の中の前房という深さ3mm弱、直径1cmほどの半円のスペースでの操作になります。更に、前房の前側は角膜からなりますが、その角膜の内側は角膜内皮細胞という角膜の透明性を保つのに大事な役割を果たす細胞が存在しますが、この角膜内皮細胞は一旦、損傷されると、再生されません。そのため、角膜の内側に触れることは極力避けねばなりません。そんなシビアな条件の中での縫合なので、今日の手術は2針縫うだけでしたが、30分弱の時間がかかりました。でも、特に合併症を起こすことなく、きれいに縫うことができたのでよかったです。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

↑術前 瞳孔が上の方に偏位してしまっています、、、

↑縫合してちょっと形は悪いですが、瞳孔は小さくできました。

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