院長ブログ

障害者ローラースキー体験会

愛知県のみよし市で開かれたパラスノースポーツ クロスカントリースキー(ローラースキー)の体験会に参加してきました。

最近、パラスポーツ選手を発掘するプロジェクトに参加する機会をいただいて、その時に知り合った障害者スキー連盟の方(長野パラの金メダリスト小林深雪さん)が誘ってくださったのですが、僕は元々、大学が山形だったのでスキーは親しみのあるスポーツで興味があったのと、障害者スキーってどんな風なのかなと思って参加させていただきました。

眼が見えにくい人がどうやってスキーを?と思うかもしれませんが、視覚障害者のスキーはガイドの人が前を滑り、腰につけたスピーカーからの声を頼りに選手は滑るそうです。

手脚が不自由な方は片手でポールを使ったり、脚の不自由が大きい人はシットスキーといって座って乗るタイプのスキーもありました。

↑ローラースキー

↑シットスキー

今回の視覚障害の参加者は中学3年生の男の子1人でしたが、中心が見えにくいとのことで、最初は見えにくさと慣れないスキーで滑るのが精一杯だったかもしれませんが、もしかすると、中心視野が無いことは影響が少ないスポーツな気もしますし、何より雪の上でのスピード感を味わうことは楽しみの一つになるのではと思いました。

ちなみに、僕も体験させていただいたのですが、見えていても難しい、、、早速、転んで負傷しました。

でも、慣れてくると、ちょっとスピードも出るようになり、スキーの爽快感も少しだけ感じられて、楽しかったです。

あと、同じ場所で地元の高校のスキー部の子たちもローラースキーで練習していて、最後にアイマスクをして滑って視覚障害者の体験もしてもらっていました。

パラスポーツや視覚障害は元気な高校生からは遠いことかもしれませんが、このような機会で少しでも近く感じてもらえ、普段の生活や今後の競技に活かしてくれると素敵なことだなと思いました。

障害のある人たちがスポーツをすることはとても素晴らしいことだと思いますが、そういう人たちと接する機会が多いはずの自分があまりというか、全然、パラスポーツのことを知らなくて、このままじゃダメだなと思って色々、勉強しようと思っています。

競技団体の方々やパラスポーツにお詳しい先生方には教えてもらってばかりですが、選手の皆さんに負けないように頑張ろうと思いますので、よろしくお願いいたしますm(_ _)m

↑ガイドの後を走るのがパラリンピアンの有安選手です。

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