院長ブログ

めやみ地蔵

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今日は午前が外来で午後は手術でした。手術の申し込みは、白内障1人と眼瞼下垂が2人でした。
今日の手術は、白内障11件、眼瞼下垂2人、硝子体出血の硝子体手術1件、霰粒腫1人(45歳女性)でした。

今日の硝子体手術の患者さまは網膜中心静脈閉塞症からの硝子体出血で手術になりました。網膜の静脈が中心部で詰まってしまい、広い範囲で網膜の虚血が起こってしまい、網膜の中心部の黄斑に浮腫みを起こしてしまい、レーザー治療や浮腫を取る注射(抗VEGF薬硝子体注射)を行い、ある程度、落ち着いていて通院が途絶えがちになっていたら、ドバッと眼の中に出血(硝子体出血)を起こして、視力が手動弁(手が動くのが分かる程度の見え方)まで下がってしまい、今回の手術になりました。

元々、視力は低めなので見え方を大幅に改善することは期待できず、手術をする意義を感じにくいかもしれませんが、硝子体出血を起こすということは、網膜が虚血状態で、血管内皮増殖因子(VEGF)というホルモンが眼の中に多量に分泌され、新生血管という弱くて出血しやすい血管や異常な膜組織を生じる可能性が高く、そのままだと、隅角という眼の中の水が流れ出る部分の流れが悪くなり、難治性n緑内障(血管新生緑内障)を引き起こすリスクもあり、単に出血を取るだけでなく、術中に網膜の広い範囲を隅々までレーザー治療を行うことで、VEGFの産生を抑え、悪い反応を防ぐという効果も期待でき、視力の改善以上に意味のある手術だと思っています。通常の硝子体手術に加え、網膜のレーザー治療も2,000発くらい行ったので、ちょっと時間が長くなり、大変だったかもしれませんが、これで出血も治り、血管新生緑内障も起こらないで済んでくれればと思います。

それから、今日は外来通院中の患者さまから京都の目疾(めやみ)地蔵のお寺のお札をいただきました。ご実家が京都で偶然見かけたそのお寺で、通っている皆さんのためにと買ってきてくださったそうです。ご自身も術後の療養中にもかかわらず、そのお気持ちがとてもうれしく、ありがたく感じました。どうもありがとうございますm(_ _)m

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