院長ブログ

霰粒腫とホルモン

今日は一日外来で夕方に霰粒腫の切開が3人(3歳男の子、8歳女の子、56歳女性でした。手術の申し込みは、白内障2人と眼瞼下垂3人でした。

今日、霰粒腫で切開だった3歳の男の子は2年前の1歳の時に右上を切開し、今回は左の上のに新たにできた霰粒腫の切開でした。前回は泣きながらの処置になってしまったのですが、今回は全く泣かずにできて、2年の成長ってすごいなと思いました。
8歳の女の子も先月、一度、切開したのですが、炎症が強い大きな霰粒腫だったので、完全に取り除けなかったか、すぐにまたできてしまったのか、どんどん大きくなってきてしまったので、再度、切開させていただきました。注射が苦手な子だったので、前回は最初からかなり泣いてしまったのですが、今回はだいぶ泣かずに頑張ってくれました。2回も頑張ってくれたので、これでなんとか治ってきれいになってくれるといいなと思います。
大人の方はまぶたの縁の小さな霰粒腫でしたが、コリッとしたしこりが治らないので切開ご希望で切開させていただきました。この方は以前、眼瞼下垂の手術を受けているそうですが、まぶたの手術、特に二重の埋没法をしている方は霰粒腫ができやすいような印象があります。あと、大人の女性ですと、出産前後の方にもできやすい気がしています。データを取った訳ではなく、あくまで僕個人の印象で実際はそんなこともないかもしれませんが、、、。ただ、脂を作るマイボーム腺が存在する瞼板にまぶたの手術でなんらかの影響があれば、脂が詰まりやすくなる可能性もあるのかなと思います。出産前後は女性ホルモンの変化があり、血中の脂質には影響があるそうですが、もしかするとマイボーム腺で作られる脂の性質にもなんらかの影響をもたらすのかななどと勝手に推測しています。更年期でもホルモンの変化があり、その頃の女性にもわりとできやすい気がするので、やっぱりホルモンの影響があるのかもしれません。実際に採血でホルモンの値を測定をしたり、データを取って検討している訳ではないので、医学的な根拠はなく、あくまで僕の臨床上の印象です。
いずれにせよ、霰粒腫ができやすい時期や体質はあるように思えますので、それを意識して怪しい時は早めに対応するのが大切かと思います。

昨日の日曜日は知人(戒田さん)の写真展に行ってきました。僕のブログでも毎月の診療カレンダーと一緒に風景写真のカレンダーも載せていますが、このカレンダーも戒田さんがご自分で撮影した写真から作製したものです。戒田さんの写真はとても素敵なものばかりで、大好きなのですが、特に星の写真は実際に自分がその場で星を見ているような気分にさせてもらえます。戒田さんのカレンダーはクリニックにも置いてありますので、ぜひご覧ください。また、戒田さんのインスタもよかったら見てみてください!

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↑二人とも目を瞑ってしまって、、、

 

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