院長ブログ

名残惜しい

今日は午前が外来で午後は手術でした。手術の申し込みは白内障1人でした。

今日の手術は、白内障13件、眼瞼下垂1人、眼霰粒腫3人(6歳女の子、33歳女性、40歳女性)でした。

僕はここ、たまプラーザで開業する前、旭区の上白根病院に勤務していましたが、その前は昭和大学藤が丘リハビリテーション病院に所属し、上白根病院時代も月に一度、藤が丘で診療をさせていただいていました。そんな藤が丘病院時代から、ずっと僕の外来に通ってくださる患者さまも何人かいてくださり、その中で一番遠くからいらしてくださっているのが秦野にお住まいの70代後半の女性Iさんです。この患者さまは僕が藤が丘に赴任してすぐ担当させていただいたので、かれこれ15年近く診させていただいていました。その間、藤が丘時代には、当時の教授谷口先生が片眼の白内障手術をしてくださり、慢性外眼筋麻痺という病気で高度の眼瞼下垂もあったので、虹彩(茶目)を強膜(眼の壁)に縫い付け瞳孔(瞳)を下方にズラして少しでも光が入りやすくするという、とても難しい手術をしてくださったので、そのことも含めてとても思い入れのある患者さまでした(もう片方の眼の白内障の手術は僕がさせていただきましたが、複視もあったので、虹彩縫合まではしませんでした、、、)。ただ、80歳を前にして通院が難しくなってしまったため、今後はお近くの眼科を受診することとなり、今日が最後の診察になりました。自分の患者さまはずっと診ていたいと思いながらも、様々な理由で必ずしもそうはできず、名残惜しいと思いながら最後の診察を終えることがあります。でも、診察は最後になっても、元気でいれば、またいつか会えると思うので、また何かの時は来ていただけるとうれしいなと思います。

Iさん今までどうもありがとうございました。これからもお元気でお過ごしください。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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