院長ブログ

経過観察?

今日は午前のみの外来でした。手術の申し込みは、白内障1人と霰粒腫4人(2歳女の子、3歳男の子、3歳女の子、6歳女の子)でした。

今日は霰粒腫の手術の相談6人のお子さんがいらっしゃいました。その中で、もうしこりがほとんどなく、わずかに跡が残っている子と、霰粒腫ではなく診察上、皮様嚢腫(デルモイドシスト)と思われ経過観察希望となった子は手術をしないことにしましたが、残りの4人のお子さんは切開を予定させていただきました。

そのうちの1人は下まぶたに霰粒腫ができて、潰れてを繰り返し、結果的に跡が残り、皮膚の凹凸が目立ってしまっていました。霰粒腫はできたから全て切開しないといけない病気ではないと思っていますが、できた位置や大きさ、再発を繰り返すかなどの経過で切開すべき霰粒腫があると思っています。霰粒腫ができて僕のところに来る前に、他の先生から『様子を見ましょう』と言われていることも多いですが、様子を見ながら、必要な時に適切な治療を行うための正しい経過観察ならよいですが、時に、経過観察という名の放置であることもあるように感じています。霰粒腫は確かに経過観察が必要な時もありますが、経過観察ではいけない時もある病気ですので、経過が心配な場合は霰粒腫に詳しい先生にきちんと診てもらうことが大切だと思います(霰粒腫に限らないですが)。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

TOPへ