院長ブログ

霰粒腫を切開したけれど

今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障1人と霰粒腫2人(2歳女の子、34歳女性)でした。
今日の手術は、白内障10件、黄斑上膜の硝子体手術1件、霰粒腫3人(2歳男の子2人、2歳女の子)でした。

時々、相談いただくのが『霰粒腫(ものもらいという人もいます)を切開したけど、まだ残っている(気がする)、切ってくれた先生に相談しても「様子を見るしかない」としか言われない、、、』という内容です。

霰粒腫は切開すると、腫れますし、キズが治る反応で皮膚が赤く硬くなることもあり、霰粒腫のしこりがしっかり取れていても、しばらく赤みが取れないことも、しこりがあるように感じることもあります。この場合は、確かに経過を見るしかないというか、時間でよくなるのを待つしかありません。しかし、霰粒腫は再発しやすい病気で、どうしても切開してもまた出てきてしまうことがあります。炎症が起こることでマイボーム腺がつまりまぶたに脂が溜まってしまうのが、霰粒腫のできる原因と思っていますが、切開すると、まぶたの炎症は必ず起こるので、また脂が溜まってしまい、また霰粒腫ができてしまうのだと僕は思っています。それから、霰粒腫のでき方によっては、きれいに取り除くことが難しい場合もあり、しっかり取ったと思っても残存し、それがまた増えてきてしまうケースもあるかと思っています。

今日、受診された30代の女性の方も4月に他院で霰粒腫を切開し、『まだ残っている感じがする』と来院されましたが、明らかに霰粒腫ができているので、切開を予定させていただきました。

切開後、単にキズの影響で腫れていれば、経過観察でよいですし、再発か微妙な時も経過を見た方がよいですが、再発する場合もありますので、その時はまたきちんと適切なタイミングで適切に切開することが大切だと思います(もちろん、自分が切開した患者さまでも最初はあるので、しっかり経過を見ていきたいと思っています)。

ちなみに、僕は昔、消化器外科医だったのですが、その時によく治療していた腸閉塞(イレウス)と霰粒腫はよく似ているなと思います。お腹の手術の後に、手術の炎症で、腸と腸、もしくは腸とお腹の壁が癒着を起こすことが原因で腸閉塞は起こることがあるのですが、腸閉塞を治す手術をしても、その手術の炎症により、また腸閉塞が起こってしまいます。病気としては全く違うのですが、手術することで再発が起こる可能性が出てしまうところがよく似ている気がしています。話が逸れました、、、(しかも、私見です)。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

 

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