院長ブログ

黄斑円孔に術中OCT

今日は午前が外来で午後は手術で、白内障11件、眼瞼腫瘍1人、黄斑円孔の硝子体手術1件でした。

今日は久しぶりに黄斑円孔の手術がありました。同じ黄斑の病気でも黄斑上膜は結構ありますが、黄斑円孔は意外と少ない印象です。

黄斑円孔の手術は硝子体手術を行います。硝子体手術は角膜(黒目)の外側約3mmの位置に4本のポート(器具を出し入れする筒)を刺し、そこからいくつかの器具を眼の中に入れ、眼の中を照らしながら、眼の中に水を入れ(水といっても普通の水でなく手術用の水ですが)、硝子体を切除し、病気を治すのに必要な処置を行う手術です。黄斑円孔の場合、黄斑の穴を塞ぐために、黄斑の上の網膜の一番内層の膜(内境界膜;ILM)を剥離し、眼の中の水を空気に換え、更に最後に空気を医療用のガスに置き換えて手術を終えます。ガスは状況にもよりますが、少しずつ自分の体の水に置き換わり、10日ほどで吸収されます。ガスがあるうちは、ガスの浮力で黄斑の穴が塞がるようにしっかりガスを眼の真ん中の黄斑部に当てるためうつ伏せ姿勢を取ることが大切です。ガスがなかなか抜けないと、治りが悪いのでは?と心配される方もいらっしゃいますが、黄斑の穴をくっつけるためには、ガスがすぐ抜けてしまうよりはしっかり留まってくれた方が治療効果が期待できるので、決して経過が悪いということではないと思っていただければと思います。

当院では手術の最中に黄斑部を評価する術中OCTの検査を行い、確認をしています。ILMを剥がして空気に換えた時点で黄斑の穴も塞がり加減だったので、この患者さまもなんとか順調に治っていただければと思います。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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