院長ブログ

眼内レンズ交換の難しいところ

今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障2人と眼瞼下垂1人でした。
今日の手術は、白内障12件、ICL1人、眼内レンズ交換1件、眼内レンズ抜去1件でした。

今日の眼内レンズ交換の手術の患者さまは、5か月前に他院でレンティス・コンフォートを使った白内障の手術受け、近視ズレしてしまった40代後半の男性でした。

眼内レンズ交換で難しいところはどこかというと、“レンズの癒着”という答えが一般的かもしれません。しかし、癒着は丁寧に剥離すれば通常は剥がれ、なんとかなるところだと思っています。それよりも難しいのは、術後しばらく経った眼にレンティスのようなプレート型のレンズを入れることだと思っています。レンズを入れる水晶体嚢は最初は伸縮性があり、術後、あまり時間が経っていなければ、まだある程度の伸縮性が維持されますが、時間が経ってしまうと、水晶体が硬くなり伸びなくなってしまいます(あくまで自分が手術している感覚での話ですが)。それでも、一般的なワンピースタイプのレンズであれば、支えの部分を押さえて入れることができるのですが、レンティスのような長方形のレンズだと、どうしても水晶体嚢の中に入れられない場合があります。最初の頃の水晶体嚢は、服に例えると、ストレッチの効いたジーンズのような感じで多少、きつくても履くことができますが、時間の経った水晶体嚢はストレッチのない普通のジーンズのようでキツイとどうにもこうにも入らないのと一緒のイメージです(分かりにくかったらすみません、、、)。

レンティスを入れようとして、うまく入らない場合は、またレンティスを取り出さなければならず、そうなると結構大変で眼にも負担がかかるため、最初から他のレンズを入れる予定にするか、術中所見によっては、レンティスを諦め、他のレンズを入れるように変更しなければならない旨を説明しています。その上で、この患者さまはなるべくならレンティスにして欲しいという強い希望があり、どうなるかと思いましたが、なんとかうまくレンティスを入れることができてよかったです。

ということで、眼内レンズ交換でレンティスを入れることは時間が経っていると、結構難しく、もしレンティスに入れ換えたいと思うなら、手術の時期はあまり先にしない方がよいかと思います。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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