院長ブログ

最終週もレンズ交換相談

今日は一日外来で、手術の申し込みは、白内障4人、眼瞼下垂3人、霰粒腫3人(6歳女の子、23歳女性、40歳女性)、翼状片1人、眼内レンズ交換1人でした。

今年最後の週も白内障術後の眼内レンズ交換のご相談の方が二人いらっしゃいました。

一人は50代の女性で今月初めに単焦点レンズ近方合わせの白内障手術を受け、思った以上に近くしか見えず、もう少し離れたところを見えるようにしたいというご相談でした。

もう一人も50代の女性で、11月に多焦点レンズ(Synergy)での白内障手術を受け、視力自体は良好なものの、夜間のハロー・グレアが辛く車の運転が厳しく困っているとのことでのご来院でした。

最初の方は、単焦点で3ピースタイプのレンズが使われており、癒着も少ないですし、時間が経ってもある程度安全にレンズ交換ができそうでしたが、もう一人の方は前嚢切開も小さめで、前嚢の裏側の混濁も目立ち、癒着が若干強そうな印象があり、あまり先にしない方が入れ換えの手術はしやすそうな所見でした。ハローグレアは慣れてくることもあるので、少し様子を見たいところではありますが、感じやすい方にはかなり辛い見え方になってしまうため、長くとも3か月程度で入れ換えをする方が多いかと思います。この患者さまも早めに換えて欲しいとご希望もあり、また、眼の所見上も早めが望ましかったので、2月の初めに手術を予定させていただきました。

早くしないとと入れ換えの時期を気にされる方も多いように感じますが、経過や眼の所見から、確かに入れ換えを早くした方がよい人もいますし、待っても大丈夫そうな人も、待った方がよい人もいます。焦る気持ちもあるかもしれませんが、焦るってよくない結果になってしまう方もいらっしゃいますし、まずは状況をきちんと評価して、しっかり方針を立てることが大事だと思います。

白内障手術の後のトラブルは困ってしまう方もいらっしゃいますが、これからもできる限りの対応はして参りたいと思いますので、お困りの方は遠慮なくご相談ください。

ちなみに、今日いらした方は、愛知と茨城からでした。遠方からわざわざありがとうございました。しっかり対応していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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