院長ブログ

瞳孔がきれいになると

今日は午前が外来で、午後はまぶたの手術でした。
手術の申し込みは、白内障5人、翼状片1人、霰粒腫2人(2歳男の子、23歳女性)でした。
今日の手術は眼瞼下垂が2人、霰粒腫3人(23歳女性、27歳男性、60歳男性)でした。

昨日の手術の患者さまで、他医での白内障の手術でチン小帯断裂が起こってしまい(これ自体はやむを得ないことです)、硝子体が前の方に出てきて(硝子体脱出)キズ口に入り込んでしまい(硝子体嵌頓)、その硝子体に瞳孔がひっかかりいびつな形で開いたままの状態になってしまった80代の男性の術後診察がありました。昨日の手術では、前房に出てきてしまっていた硝子体を器具(硝子体カッター)で切除し、硝子体が出ていたせいか、瞳孔が水晶体嚢の表面に癒着を起こしていたので、これを解除し、瞳孔を縮める薬を入れ、瞳孔がきれいに収縮するのを確認して手術を終えました。正直、これだけでよくなるかは分からない部分もありましたが、手術翌日の今日の診察では、瞳孔は前よりきれいな形になっており、術前の矯正視力は0.5までしか出なかったのが、1.0まで出るようになり、ご本人の感じ方も『はっきり見えるようになりました』とのことで、手術してよかったなと思いました。

実際に手術をしてみないとよくなるかは分からないこともありますが、“だったらしない”というのも考えの一つかもしれません。でも、理論上よくなる可能性があり、手術のリスクや負担が大きくないのであれば、“じゃあ、やってみよう”という考えも悪くないと思いますし、それで思ったような成果が出なければ、次の治療、手段を考えなければならないと一つ前に進めると思います。手術を受ける、受けないの判断は人それぞれの考えにもより、正解や不正解といった単純なものではないと思っていますが、手術を受けようと頑張って決めてくださった患者さまには、うまくいくように僕も全力で頑張ります。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m


↑術前


↑術後

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