院長ブログ

霰粒腫の残りを取ると

今日は午前のみの外来でした。
手術の申し込みは、白内障3人、霰粒腫2人(11か月女の子、5歳男の子)でした。

今日の外来では先週、霰粒腫の切開をした9歳の女の子の経過観察がありました。1月の下旬頃から右上まぶたの目尻側の縁にしこりができてグチュグチュした状態が続くと受診され、切開を予定していました。途中、『しこりが破裂して小さくなったから

切開しなくてもよいか?』というご質問をいただきましたが、まだ霰粒腫と思われる組織が残っていたので、切開した方がよいと考え、4月4日に切開しました。あまりしこりとしてではなく、瞼縁が溶けるような霰粒腫で、異常な組織を削ぎ落とすように切除しました。珍しい霰粒腫だったので、経過はどうなるかと思いましたが、1週間でだいぶきれいになってくれました。やはり、霰粒腫は破裂しても、組織が残っていると、なかなかきれいにはならず、きちんと切除、摘出してあげれば、きれいに治ってくれるので、しっかり取ることが大切だと思いました。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

 
↑術前と術後

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