院長ブログ

近視眼の片眼術後

今日は午前のみの外来で、手術の申し込みは、白内障1人でした。

昨日、左眼の白内障の手術を受けていただいた70代の男性の方は、右-2.5D 左-4.5Dの近視の眼で、眼内レンズのピントは遠方に合わせ、今日の視力は裸眼でになりました。近視のある眼で眼内レンズを遠方に合わせると、片眼は眼鏡なしで遠方が見えるようになりますが、手術していない眼は遠くが見えにくい状態になります。眼鏡はどうしたらよいか聞かれることも多いのですが、今まで使っていた眼鏡はそのまま使えないことが多く、手術した方の眼を中心に裸眼で過ごすか、手術した方の眼の眼鏡のレンズを外して(眼鏡屋さんで外してくれます)、眼鏡をかけて過ごしていただくことになります。いずれにしても、ちょっと不便は感じてしまうと思いますが、もう片眼の手術までは少しご辛抱いただければと思います。また、両眼の手術の後は、近方が見えにくくなってしまいますから、老眼鏡(近用鏡)を使う必要が出てきます。老眼鏡の処方は、度数が落ち着く術後1〜2か月で作るとよいですが、どうしても早めに処方ご希望でしたら、作ってはいけないこともありませんし、とりあえずは、市販の安い老眼鏡を使うのでもよいかと思います。術後の眼鏡はどうしなければいけないということもないのですが、困り具合によって、考えていただければと思います。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

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