院長ブログ

4月の手術(2021年4月)

先月4月の手術の報告です。

先月4月の当院の手術は、
白内障62件(多焦点眼内レンズ14 乱視矯正トーリックレンズ15件)、硝子体手術5件、眼瞼下垂30件、霰粒腫15件、眼内レンズ入換え2件などでした。

まぶたの手術はどうしても術後しばらくは腫れるため、長めの休み前が手術しやすく、4月はGW連休前だったせいか眼瞼下垂手術ご希望の患者さまが多い印象でした。
ただ、今はリモートワークの方も多く、リモートワーク中は人に会わないから手術しやすいのでという方も増えている気がします。

硝子体手術も予定の手術に加え、網膜剥離や黄斑円孔に対して緊急・準緊急的に手術を行ったので、普段よりも少し多い件数でした。黄斑上膜や硝子体出血・硝子体混濁などの病気は待機的に手術しても問題にならないことが多いですが、網膜の状態を早めに元に戻した方がよい網膜剥離や黄斑円孔などの病気はなるべく早めに追加で臨時緊急的に手術予定を入れるようにしています。

毎月あるようになってしまった眼内レンズ交換は僕と同い年の42歳の男性で、2月に他院で多焦点レンズを入れ、視力は遠方1.2、近方も0.81.0と検査上の経過は非常によいと思えましたが、『かすむ』『ギラギラする』『ハローグレアが辛い』といった症状に悩まれていました。
せっかく入れた高額の多焦点レンズでそれなりに視力も出ていて、これを取り出すのは非常に悩ましい、勇気のいる選択だったと思いますが、今のままで一生過ごすのはイヤということで単焦点レンズの入れ換えを行いました。結果的には入れ換えを行い、不快な症状が改善し楽になったということでよかったです。
多焦点レンズはとてもよいレンズではあると思いますが、それでも全ての方に合う訳ではないので、選択は慎重に行う必要と、多焦点レンズを入れる場合は、合わない可能性もあることを承知の上で手術を受けていただきたいです。また、多焦点レンズが合わない場合は、それをずっと我慢するのではなく、単焦点レンズへの入れ換えも考えるべきだと思います。

霰粒腫も12件は子ども(28歳)と相変わらずお子さんの霰粒腫の切開はとても多かったです。

先月も相変わらずな感じでしたが、たくさんの患者さまに手術を受けていただき、どうもありがとうございました。

では、また頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。

↑2周年のお祝いにケーキをいただきました!どうもありがとうございました!

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