院長ブログ

11月26日(金) 緊急手術

今日は外来診療+夕方の霰粒腫2件(3歳の男の子と24歳の女性)で終わり、、、のハズがその後、網膜剥離の緊急手術(硝子体手術)が1件追加になりました。

網膜剥離の方は海外在住の60代の男性で、2週間前に帰国し隔離期間を終えて今日、来院されましたが、現地で異常を感じて帰国されたのかと思ったら、そうではなく、たまたま2年ぶりに帰ってきたらその後、おかしくなったとのことで、こんなタイミングで網膜剥離になるんだとちょっとびっくりしました。でも、すごいラッキーというか、せっかく黄斑が剥がれる前に来てくださったので(網膜剥離になった方は早いに越したことはないですが、黄斑が剥がれるまでに受診することがとても大切だと思います)、今日、外来終了後に緊急で手術をさせていただきました。網膜の上の端の方に大きな穴があり、黄斑の手前までの網膜剥離で、視力は保たれており、術中も黄斑は剥がれずに、剥離した網膜を元に戻せたので、なんとか視力はよいままで経過できればと思います。緊急の手術にもかかわらず、ご理解いただき、手術を受けてくださり、どうもありがとうございました。今日は手術終了が20時半頃で遅くなってしまいましたが、スタッフの皆さんも2週連続の臨時・緊急手術の対応、ありがとうございましたm(_ _)m

外来では白内障5名、眼瞼下垂1名の手術の申込みをいただき、どうもありがとうございました。
また、眼内レンズ交換をご検討の方も1名いらっしゃいましたが、この方は60代の男性で兵庫県尼崎からでした。いきなりいらしたのではなく、以前からメールで相談を受けていて、『元々近視の眼で白内障手術で眼内レンズを遠方に合したら近くが見えなくてかなり不自由になってしまった』そうですが、今日、診させていただいたところ、ちゃんと遠くにピントが合っている訳ではなく、遠視ズレで遠方にもちゃんんとピントが合っていない状態だったので、できれば眼内レンズ交換かアドオンレンズでしっかりピントを合わせる(希望の位置に)ようにした方がよいと思いました。

近隣から来てくださる患者さまは信頼して来てくださると思うのでとてもうれしいですし、その信頼に応えられるように頑張ろうと思います。また、遠方からの患者さまはわざわざ大変な思いをして来てくださるので、少しでもその期待に応えたいと思います。ということで、常にどんな時もどんな状況でも全ての患者さまの手術・診療で頑張りたいと思いますし、頑張らねばと思っています。

では、今週もあと一日、明日もどうぞよろしくお願いいたします。

↑今日の網膜剥離の患者さまの眼底写真

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