院長ブログ

液状後発白内障

今日は一日外来でした。
手術の申し込みは白内障が3人、眼瞼下垂が1人でした。

外来では『1週間前に後発白内障でYAGレーザーの治療をしたけど、濁りが取れないと言われた』と埼玉の所沢から65歳の女性がいらっしゃいました。

後発白内障というのは眼内レンズの入っている水晶体の袋(水晶体嚢)の後面の部分(後嚢)が濁ってまた見えにくくなってしまう状態です。通常、YAG(ヤグ)というレーザーで後嚢を切開することで簡単に(数分で)治療できてしまいます。

前の先生のところで濁りが取れなかったというので相当、強い濁りなのかと思いましたが、おそらく、液状後発白内障の状態だったのだと思います。レンズと後嚢の間に白い液状の濁りが生じてしまい、その濁りせいでなかなか後嚢までレーザーが届かず、濁りがなかなか取れなかったのではと思いました。でも、少しはレーザーで後嚢を破くことはできていて、僕のところに来た時にはある程度、濁りが取れていてくれて、後嚢がよく見える部分があったので、そこからレーザーを当てることで濁りを取ることができました。YAGレーザーで濁りが取れなかったら、手術で切開するしかないかなと思っていたので、レーザーで済んでよかったです。埼玉からわざわざ来ていただいて申し訳なかったですが、後発白内障だけでなく、白内障の術後の度数が合っていないので、その治療(アドオンレンズがよさそうです)もできればと思いますので、よろしくお願いいたします。

8月に眼瞼下垂の手術を予定している患者さまが黄金柑というみかんを届けてくださいました(今日、外来の患者さまに託してくださいました)。初めて食べましたが、程よい甘さと酸っぱさでおいしかったです。スタッフとおいしくいただきました。どうもありがとうございましたm(_ _)m

↑みかん、どうもありがとうございますm(_ _)m

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