院長ブログ

翼状片を一緒に取るか?

今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは眼瞼下垂と霰粒腫(2歳女の子)が1人ずつでした。

今日の手術は白内障9件、眼瞼下垂1人、霰粒腫2件(2歳、8歳)でした。
白内障の2件はアイステント、1件は翼状片も一緒に行ない時間を余分に取ったため、白内障の件数自体は少なめでした。

アイステントは白内障の手術と一緒にするものなので、基本的にアイステントだけ別にすることはありませんが、翼状片は一緒にするかどうか、別にするかは考える必要があります。
翼状片は黒目(角膜)の表面に白目(結膜)の組織が異常に侵入してきてしまう病気ですが、問題となるのは、角膜を歪め乱視を作ってしまうことです。乱視が強くなると、見え方が悪くなってしまいますので、翼状片の手術を考える必要が出てきます。白内障の手術と一緒に行うこともできますが、翼状片を取ると、乱視が変わることがあるので、適切なレンズの選択が変わってしまう可能性があり、注意が必要です。今回は角膜にほとんど影響がないと思われる小さな翼状片だったので、白内障の手術で一緒に取ってしまいましたが、角膜に乱視を引き起こしているような翼状片はまず、翼状片を取り、術後、角膜の状態が落ち着いて、屈折の値が安定してきたら、眼内レンズ用の検査を行い、白内障手術を行った方がよりよい結果が得られると考えています。
ちなみに、白内障手術だけであれば、術後の痛みはほとんどありませんが、翼状片を一緒に取ると、2〜3日は痛みが結構ある場合が多いです。

翼状片と白内障と2つあって、一度に手術が終わると楽な面もありますが、そのメリットとデメリットはよく考えてどのような手術を受けるか考えるとよいと思います。

↑小さな翼状片だったので白内障と一緒に取りました。

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