院長ブログ

IOL落下

今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障1人と霰粒腫1人(7歳男の子)でした。
今日の手術は、白内障10件、眼内レンズ交換1件、眼瞼下垂2人、眼内レンズ落下の硝子体手術(強膜内固定)1件でした。

強膜内固定の患者さまは、先週、『見え方がおかしい』といらした時点では眼内レンズを支えるチン小帯が一部外れてレンズがズレてしまっている眼内レンズ偏位の状態でしたが、今日、手術室に入ってきてから眼を見ると、チン小帯が完全に外れ、レンズが眼の奥(硝子体の中)に落ち込んでしまっている眼内レンズ落下(IOL落下)という状態でした。

眼内レンズ偏位でも眼内レンズ落下でも最終的に行うことは一緒で、硝子体手術で眼内レンズを取り出して新たなレンズを眼の壁に固定する強膜内固定をする訳ですが、やはり眼の奥に落ちてしまったレンズを拾い上げるのは一手間かかるので、レンズがズレて手術を勧められ、いつしようか迷っている患者さまは、あまり先にしないで手術を受ける方がよいと思います。今回の患者さまも早めに1週間くらいで手術の予定を早めに入れさせていただき、結果的にレンズ落下になってしまいましたが、手術自体は無事終わってよかったです。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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