院長ブログ

昨日の成熟白内障の眼底は

今日は一日外来で、手術の申し込みは、白内障5人と霰粒腫2人(4歳女の子、4歳男の子)でした。

昨日の成熟白内障の男性の術後診察がありましたが、視力は術前の手動弁(手が動くのが分かる程度の視力)から0.03への変化でした。真っ白な水晶体の濁りが取り除かれたにもかかわらず、軽度の視力の上昇で、手術終了時の心配が的中してしまい、眼底には古い網膜剥離の所見が見られました。

それでも、ご本人は前より見えるようになったと喜んでくださいましたが、この網膜剥離をどうするかしっかり考えようと思います。

今日、霰粒腫の切開の申し込みをいただいた女の子のお父さまから『先生、野球、好きなんですか?』と聞かれたので、『はい。お父さんも野球されてたのですか?高校野球ですか?』と逆に聞いてみたところ、『高校、大学、社会人と、、、あと、プロでちょっと』となんと、元プロ野球選手の方でびっくりしてしまいました。ベイスターズで活躍されたそうですが、僕のクリニックのスタッフには学生時代に横浜スタジアムでアルバイトをしていた子が何人かいたり、僕の故郷の栃木県出身の選手が多かったり(石井琢朗、戸叶尚、佐藤祥万各選手)、もちろん、このクリニックがあるのも横浜市ですし、馴染みのあるチームの方が来てくださったのはとてもうれしいことでした。診察室には付き添いの方用の椅子が奥の方に一つあるのですが、霰粒腫の診察の娘さんの他に、お母さまは小さなお子さんを抱っこしていて、そのお母さまに椅子を奥から動かして座らせてあげる優しい行動も見せていただき、プロになるような人は内面も素晴らしいんだなと思いました(本当はこちらから椅子をもう一つ用意すべきでした、、、すみません)。

今、霰粒腫の切開の予定が立て込んでしまい、少し先になってしまって申し訳ありませんが、僕らも眼科医療のプロとして(ちゃんとプロと言えるように、、、)頑張ろうと思います。

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