院長ブログ

片眼→両眼へ

今日は午前が外来で午後は手術で白内障10件、眼瞼下垂2人、霰粒腫3人(2歳女の子、3歳女の子、4歳女の子)でした。

今日の眼瞼下垂の患者さまは2名とも片眼の手術でした。眼瞼下垂の左右差がある場合、下がり方の強い方がより気になってしまうと思いますが、下がっていないと思っている方も、実は挙がり方が弱い場合もあります。その時に、下がっている方だけを手術して挙がるようにしてあげると、今度は下がっていないと思っていた方のまぶたが下がって左右差が逆転してしまうこともあります。そうなると、今度はもう片方の手術が必要になるのですが、このまぶたを挙がるようにすると、先に手術した方は若干下がる傾向にあり、左右別々の手術で、左右とも十分にまぶたを挙げつつ、左右差をなくすことはとても難しいと思っています。

なので、一見(下がっている方に比べると)、挙がっているように思うまぶたでも、挙がり方が弱ければ、できる限りは両眼同時の手術をした方がよいということ患者さまには伝えています。

今日の眼瞼下垂の患者さまは30代と60代の女性でお二人とも片方のまぶたの手術でしたが、下がっている方が挙がるようになったら、もう片方が下がってしまい、特に30代の方でその程度が強く、手術中にお話をし、ご本人にも鏡で見て確認いただき、急遽、両眼の手術をすることに変更させていただきました。

急に両方の眼の手術となり、戸惑いもあったと思いますが、両方ともしっかりまぶたが挙がるようにして、左右差もほとんどない状態で手術を終われたので、よかったと思います。ご理解、ありがとうございました。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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