院長ブログ

穿刺をしてもよい霰粒腫

今日は一日外来で夕方に霰粒腫の切開が2人(3歳女の子、4歳女の子)でした。

手術の申し込みも霰粒腫3人(1歳女の子、2歳女の子、37歳男性)でした。

今日、切開だった3歳の女の子は他院で『一度、針を刺してもらったけれどよくならなくて』と当院へいらっしゃいました。

基本的に霰粒腫は液体ではなく、塊の個体(半個体?)なので、針を刺しても、塊は出てきません。当然、針を刺せば痛いですし、ただ痛いだけになってしまいます。その痛くて怖い記憶だけが残ってしまい、診察や検査も苦慮しなければならなくなってしまいます。

一方、今日、いらした30代の男性は、霰粒腫の中に脂がたまり続けて腫れが強くなっていましたので、応急的に針で穿刺し、貯まった脂を排出させました。腫れがあると、痛みを伴ったり、どんどんしこりが大きくなってしまうので、このような処置は必要かと思っています。もちろん、これは霰粒腫自体を治す治療ではないので、切開は切開で予定させていただきました。

今日の処置は霰粒腫だけで、手術の申し込みも霰粒腫だけで、霰粒腫病院のようになってしまっていて、僕もスタッフもみんな精一杯の対応をしているつもりですが(スタッフは精一杯以上のことをやってくれていると思います)、正直、なかなかこれ以上は難しく、なるべく、まずはお近くの先生にしっかり診ていただき、必要があればお越しいただけるようご理解、ご協力、よろしくお願いいたします。

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