院長ブログ

ICLか LASIKか

今日は午前のみの外来でした。
手術の申し込みは、ICL(phakic IOL)1人、霰粒腫2人(2歳男の子、6歳男の子)でした。

近視を治す治療には主にICLLASIK2つの方法があります。ICLは眼の中にレンズを入れることで、LASIKはレーザーで角膜を削ることで、近視や乱視を矯正します。

最近、ICLが流行っていますが、『ICL LASIKと、どちらがよいの?』と質問されることがあります。

一般的には、ICLの方がコントラストが良く、夜の光の見え方の異常(ハロー・グレア)も少なく、見え方の質がよいと言われていますが、 −3D前後のある程度の近視であれば、ICLでも LASIKでもどちらでも問題はないと思います。

しかし、近視が強くなると、LASIKでは角膜をたくさん削らなければならず、限界がありますし、削る量が多いと、コントラストの低下や異常光視症が起こりやすく、また、将来的に近視の戻りも起こりやすく、近視が強い人にはICLの方が向いていると思います。

逆に近視の値が少ないと、ICLでは適応になるレンズがない場合もあり(僕が扱っているレンズは-2Dからです)、軽度の近視を治すならLASIKをするしかない場合もあります。

LASIKは角膜削ってしまいますので、もし元に戻したいと思っても戻れるものではありませんが、ICLはレンズを入れるだけなので、もし合わなければ取り出すことも可能な後戻りできる治療とも言われています。ただ、一度眼に入れた、ICLのレンズを取り出すときには眼に3mmほどのキズを作らねばならず、そんなに簡単に負担なく取り出せるものでもないと思います。100人に1人くらいはなんらかの理由でレンズを取り出す必要があると言われていますし、将来、白内障になった時には、必ずレンズを取り出さなければなりません。白内障になった時の取り出しはそれほど神経質になる必要はありませんが、若いうちの取り出しは透明な水晶体に侵襲を加えないようにする必要があり、かなり慎重な操作が要求されます。なので、取り出せるからといって安易にICLの治療を受けると、もしかすると、後悔することになってしまうこともあるかと思うので、注意が必要です。

ちなみに、僕は-3Dくらいの近視で30歳頃にLASIKで近視を治していますが、今のところ、あまり不自由なく見ることができています。夜の光は、街灯などを見ると、光の線が見え、意識すると分かりますが、全く気にならないです。最近、ICLが増えていますが、軽い近視の人にはLASIKもよい治療だと僕は思っています。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

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