院長ブログ

硝子体術後のレンズ落下

今日は午前が外来で午後は手術でした。

手術の申し込みは白内障1人、今日の手術は、白内障12件、眼瞼下垂2人、眼内レンズ落下の硝子体手術(強膜内固定)1件、霰粒腫1人(4歳男の子)でした。

今日の硝子体手術は眼内レンズが眼の底まで落ちてしまった眼内レンズ落下で、レンズを回収して取り出し、新たなレンズを眼の中に固定する強膜内固定を行いました。眼内レンズの入っている水晶体嚢を支えるチン小帯が弱くなると、レンズがズレて傾いてきてしまうのですが、通常はレンズの後ろ側に硝子体があり、後ろ側から支える働きがあるので、急にレンズが落ちてしまうことは少ないのですが、この患者さまは以前、網膜剥離で硝子体手術を受けており、硝子体がほぼ無い状態だったので、比較的、短期間でレンズ落下の状態となってしまいました。

眼の底からレンズを広い上げるのがちょっと面倒な時もありますが、前の手術で硝子体をだいぶきれいに取ってもらっていたので、今回は硝子体を取る手間が省け、楽に手術することができました。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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